kurutakunの日記

ミトコンドリア病闘病中と小さな山

併発。

その日は、朝から雨が降っていた。

春は、覚えているよな?

あの雨は。


君の涙だったのだろうか。


珍しく、朝から藤本先生が病室を訪れた。


血液検査、そのほかの検査により
90%以上の確率で、


糖尿病が併発しました。

明日から治療食に替えるね。


春の涙は、温かかったな。


止まることなんか知らないように泣きじゃくってたな…。


そんな時だった。僕は、病院から呼び出された。


精神的に不安定な状態だから来てあげて欲しい。って…


ミトコンドリア病は、糖尿病も併発しやすいって
ネットに出てた。


じわじわと、春は壊された。


なんとなくは分かっていたけどさ。
今ある現実を壊したかった。

なんでこうなるのさ?

追い討ちをかけるように次々に迫りくる
病気の難病に泣いた。


春は、つらかっただろうに。

僕は、病院に着いても春の傍にいることしか
できなかった。

言葉がみつからなかったんだよ。

なあ

こういう時、なんて言えばよかった?

必死に、共に泣かないようにするしか
なかったんだよ。

分かってるのは。

それは…。

生活習慣病の糖尿病じゃない…。

けどな、僕も春もさ。

糖尿病ってふくよかな人の病気だって
そう、思ったんだよ。


今まではさ。


糖尿病。

そもそもの検査方法は2つ。

1:血液検査
 
血糖値
ヘモグロビン

2:尿検査

尿糖
尿蛋白
ケトン体

※ヘモグロビンにより過去の血糖がわかる。


春の場合は、遺伝にあたるんだけど。
いつ?だれから…。

その日、春は眠りにつかなかった。

あ。

いや、できなかったの間違いかも。

翌日から、血糖を測る練習が始まったようだ。

その時、春の血糖は309とかだったとか。

なん日か、錠剤が処方された。

それでも、コントロールが効かなく。

インスリン注射に切りかわった。

痛い痛い。

言ってたけど…。

春は、泣き事を言わなかった。

医師が下した結論は。

インスリン注射、コントロール不全。

これが現実かよ?

ぶざけんな。

医師ならなんとかしろよ‼


僕のほうが、悔しくて悔しくて。

もがいていた。