kurutakunの日記

ミトコンドリア病闘病中と小さな山

第2章

また、検査検査だった。

随液検査。って聴いたことあるだろうか。

相当な痛みがあるらしい。

骨髄の中にある液。とでもいうのだろうか?

蛯反みたいな態勢で、痛みが半端なく
もがいてたたら春は、看護師さんたちに
抑えつけられたね。

涙がぽろぽろと、露のように落ちた。

その日、春に会っても痛いよ…。

としか言わなかった。

裕ちゃん…。

トイレ行きたい、連れてって…。

立ち上がることさえ、できなかった。


仕方なく、僕は春をおんぶしたよ。


なんだか、すごく軽かったなあ。

微力でも、けして無力じゃなかった。


今日がダメでも、明日いいこと。


あるよな。

な、春…。