kurutakunの日記

ミトコンドリア病闘病中と小さな山

若葉のころ。

風が暖かい7月の七夕婚だった。

彼女の名は【小春】こはる、そう呼ばれていた

育った街並みを離れ遥か遠い土地での
新しく始まる生活に、
彼女は心弾んでいたのを覚えている。

君と笑い。

君と泣いて。…君と大人になってゆく。

当たり前のことだと僕は思っていた。