kurutakunの日記

ミトコンドリア病闘病中と小さな山

アメリカの家

1度、僕は君とアメリカの家に遊びに行ったことがあるんだ。

飛行機に12時間乗りっぱなしだから
君は、暇だ。

暇だ。


って、まるで駄々っ子みたいに言ってた。

その姿がさ、かわいいやら可笑しいやら
でじゃれていたね。

うん。

この頃、君は小さな音さえ感じなかった。


かもしれない。

50過ぎて、アメリカに渡り国際免許取った
お母さん。


英語は、話せないけど何故か成績がいい
妹さん。


君の家族は、グローバルだね。


結婚を決めた時に、同僚に


奥さんは、帰国子女?
と聞かれて

いや、日本人だし、日本語が少し話せるだけ。

なんて、大笑いしてたなぁ。

ニューヨークまで、君のお父さんが
迎えにきてくれてた。

僕は、またしても右側の助手席シートに
わくわくしてた。

そんな僕に、

君は、


子どもねぇ。


って笑ってたね。


時に強がりをみせたり、時に柔く脆かったり
君はよくわからないよ…


アメリカの家は、日本風だった。

当たり前か。