kurutakunの日記

ミトコンドリア病闘病中と小さな山

結膜下出血。

浮腫んでいた両足は、日に日に風船みたいに
軽く押したら音がしそうだった。

お風呂にはいると、プシュってじわじわする。

別に痛くはなかった。

夜中に裕ちゃんと、病院行くべきか揉めたんだよ。

けど、

となれば救急医しかない。

こんな時間に、なんでもなかったら…
迷惑だし。

翌朝、番犬くんが小首を傾げる。

吠えはしない。

裕ちゃんのほうが、びっくりしてた。

わたしの、左目が

白眼に沿って、まるで三日月でも描くように
真っ赤になってた。

これって…?

血の塊?

充血とは違うみたいだった。

取り敢えず、様子みるか。

洗顔のとき、やたら気を使ったかな。


もう。

次から次から、私はなんなんだ。

壊れた砂時計。


まさに、私は、そうだった。

けど、泣かない。

泣くより笑ってる。

いつも、傍にいるこの犬が癒してくれた。

大丈夫だよ。

そう、言ってるみたいに尻尾ふってくれる。

犬って


あたたかいね。

けど、

心の奥底では泣いてた。

どんよりと、暗黒の曇り空みたいに。


私の楽しみ。

普段、なかなか遠出出来ない私には
AEONモールへいくのが楽しみだった。

AEONが遠い地域に住んでるのとも違うんだけど。

大抵は、回転寿司で食事を済ませる。


海老やしゃこ、かに味噌なんかが大好きで
まともに魚は食べてない。

反対に、裕ちゃんはマグロや光魚なんか大好きだけど。

夫婦でも好みはあまりあったことがない。

でも、たまの外食にもインスリンって不可欠なんだよね。

小さな子どもの荷物みたいにカバンが
パンパンになる。

そして。

その後、一時間は別行動。

私は、決まってゲームセンターに行ってしまう。

名前も知らないけど、顔馴染みになったおばあちゃんがいたりさ。

なにがって…

オリジナルだから好きなだけかな。

けして、大金はつぎ込まないけど。

決まって待ち合わせは、ペット・ショップ


小さな仔犬がちょこちょこ動いてるのを
じっとみてるのは飽きない。

愛犬くんへのおみやげ買って。
大抵がお肉。

帰ると、どっと疲れが出てくる。

こうなると、まともに動けないんだよ…

たまに、病気のせい?とも思うけどさ。

確かにミトコンドリアの病気は疲れやすい。

テレビを見てると、
DVの話しがやってて。


今じゃ頻繁に聞く言葉かも。

暴力。

優しい態度。

また暴力。

それの繰り返し。

何処から何処までそう、呼ぶのかわからないけど。

ある程度、洗脳されるのかな?

なんて、思ってたら。

足が。

パンパンに浮腫んでた。

なに…これ…


ネットで浮腫みを検索してみたりしたんだよ。

多分、私は自分を落ち着けたかったんだと
思う。

裕ちゃんに言っても首を傾げるばかりで
どうにもならない。

明日には治まるといいなあ。

スマホくん。

暫くは、ワーファリン薬に慣れなくて吐き気でまともに起きれなかった。

そして。

なんだか、周りの空気に流されスマホに変えてみたくなった。

機種変してまだ8ヶ月。

ぷっ。

はやすぎだね。

さずがに、料金が半端なかった。

よくわからないから、初心者向け?を
裕ちゃんに選んで貰ったけど。


電源は何処だ?

設定は?

普段、取説なんて読まないからこうなる。

結局、使えるまでの云々は裕ちゃん任せ(笑)

でも、

通話ってあまり使わないのよね。

難聴のある私には、じいさん。ばあさま。みたいな会話になる。

トホホだよ。

でも、メール来てもランプがつくから
犬くんが教えてくれる。


番犬じゃなく、介助犬みたいだね。

なんか、セラピードックになってるって
言われたな。

患者の気持ちを癒すとかそういうの?

犬に限らず猫も。

家族なんだよね。

僕と愛犬くんの約束。

我が家には、4月で9歳を迎えた犬がいる。

ミニチュアダックスのL型くんだ。

ミニチュアダックスの少し骨格が大きい感じ。と言えば解りやすいかな。

小さな仔犬のころから、私の病気と付き合ってきた。

裕ちゃんの仕事のとき、ワンちゃんと散歩に出かけ、なんと‼

家の近くにいながら迷子に。

次第に、私は足がかくかくしてきて。
ワンちゃんはまだ仔犬だから長く歩けなくて。

家に着いたら、私とちび犬ダウンしてた。

チョコは、犬は食べれないよ。

なんどとなく言い聞かした。

チョコレート、私の薬類には絶対手は出さない。

ワンちゃんと私の約束。

でも、

私が倒れたとき、まるで大丈夫?って言ってたみたいに優しく舐めてくる。

ワンちゃんの誕生日には、和牛を小さく切ってキャベツを茹でて。
お肉も茹でてあげる。

いつも、お肉から食べちゃうんだけど。

春には狂犬病の予防接種がある、
これは犬くんを飼っている人は義務づけられている。

ワンちゃんに語る。

飼い犬の義務だからね、狂犬病予防接種。
行こうね。

犬くんはけして怖がらない。

怖いのは、周りの犬犬。

わたしと犬の約束。

ずっと一緒だよ。

私が併発して泣いた日に。ただ側で座ってた。

大丈夫だよ。

そう、言ってるみたいにさ。

小さな犬の命でも。

優しいきもち。

悲しい気持ち。

嬉しい気持ち。


いっぱいに詰まってる。



家族なんだよね。


愛犬くん。

心室内血栓。

心電図、レントゲン、初めて心エコーなるものも経験した。

検査だけれども、かなり体力の消費はあったんだよ。

先生がなにやら話し込んでる。

検査を行った医師の他にまた先生が増えた。

念のため…


緊急入院になってしまった。

会社に出たばかりの裕ちゃんは、呼び戻しくらい機嫌が悪いようにみえた。


まったく。
どこまで迷惑かけるんじゃい‼

半分真顔で、半分冗談めかして言う。

迷惑かけたくてかけたんじゃないけど
…でも、私のせいだ…な。

心の呟きが聞こえる。

ここは完全看護の病院らしい。

何だかんだ言いつつ着替えを持ってきてくれた裕ちゃんを見送りに行こう。としたら
看護師さんに怒られてしまった。

通常点滴と違い、電子で心拍数を計りながら、空気圧をはかる機械などなどつけられた。


夜中…


一瞬意識がぶっ飛んだ。


後から聞けば、呼び掛けたけど反応なかったとか。


結果。

慢性心不全

心室内に血栓が出来てたらしい。

もう少し遅かったら危なかったんだって。

抗凝固剤による治療薬がはじまった。

通常、ワーファリン、ワルファリンと呼ばれるみたいだ。

納豆、青汁は薬の効果を弱めるからと、禁止された。

あ、青汁は飲まないけどね

なんなんだよ‼

なんなんだよ‼

叫んで叫んで、ブラックホールのなかをぐるぐるしてる。

心の呟きは誰にも届かない‼

ミトコンドリアは、じわりじわりと進行していた。

悲しくも涙は渇れた。

知らず知らずに。

心臓の数値的なものが平均を越えてると、連携病院で検査になった。

けど、開いてみるわけでないし、わかんないよなあ…。

実際、違和感って言うような違和感はなかった。


その病院は、駅からは歩きで10分位だった。

ちょうど、裕ちゃんがお昼近くからの仕事だったから駅まで送って貰った。


あ。

あれ?

あれ?左足が突っ張りまるで鉛の錘みたいに
重い。

一歩。一歩。

動かすのが精一杯で、後ろからきた人たちが
通りすぎてゆく。

冷や汗でだくだくになった。

仕方なくタクシー乗り場までいき、なんとかたどり着いたんだけど。

救急病院で力抜けて、意識がぶっ飛んだ。

わらうに笑えないわ。

心拍数を計りながら、また過呼吸を起こした。

言葉の深さ。

モラルハラスメント。最近、ふと耳にする言葉ですよね。

暮らし、生活感のなかで多かれ少なかれあるはず。

なに、やってもダメな奴だな。

最初から脳みそないやつ。

受けた言葉は、そのまま心に残るよね。
多分だけど。

不安、ゆとりを失う。そういう繰り返しのなか機嫌を損なわないようにしようとする。

一方…

言ってるほうは、なにも感じていない。

自分が偉いんだ。弱い方を攻撃しても
強いほうには、下手になる。

言葉は、時として武器にもなりえる。

いつ、だれに行った?

自覚はないんだよね。

自己の意見を否定的に言われ、言葉で攻撃する。そういうと、相手方は黙る。

なにやっても失敗するね。

そんな時に、言葉を発しない。

そう、自己暗示されてしまったんだよね、たぶん。

精神的に受けた言葉は、なぜか忘れない。

その人らしさ。

見つけること、認めること。

簡単にはきっといかないんだろうな。

心が不安定に揺れている。

なにが。

なんて、わからない。

よく、あること。


でも、突き刺さった刃は抜けないこと。あったりするんだよね。